頭皮治療薬処方(プロペシア/フィナステリド/ザガーロ)
ポイント
- ご自宅で手軽に抜け毛予防ができます
プロペシアとは
プロペシアは世界初の経口によるAGA治療薬です。服用することで5α還元酵素Ⅱ型の働きを阻害し、ジヒドロテストステロンの産生を抑制します。
体内のジヒドロテストステロンを減らすことにより、AGAの症状であるヘアサイクルの短期化や皮脂の異常分泌の症状を改善し、治療効果をもたらします。
プロペシアの効果
プロペシアの効果は、服用を始めた翌日から目に見えるわけではありません。
服用後に生え始めた髪の毛が成長するにしたがって効果が現れてきます。
プロペシアの特徴
プロペシアを1年服用した方の中で、98%の方が効果を実感したというメーカーの治験結果があります。
高い効果の期待できる治療薬ですが、効果が出るまでに時間が掛かるため、長期間の服用が必要です。
主な副作用は性機能関連が多く、リビドー減退・勃起機能不全等ですが、発現率は4%程度と低く、服用をやめれば元に戻ることが殆どです。
フィナステリドとは
フィナステリドとは、男性ホルモン(アンドロゲン)の働きを抑制する薬物、抗アンドロゲン剤のひとつです。
AGAは男性ホルモンであるテストステロンが5α還元酵素Ⅱ型と結合することによって、ジヒドロテストステロンへと変換されてしまうことが原因のひとつとして考えられています。
フィナステリドは、5α還元酵素Ⅱ型を阻害する働きがあります。
フィナステリドの効果
フィナステリドを内服すると、血液に乗って毛根までたどり着き、ジヒドロテストステロンを作り出す5α還元酵素Ⅱ型という酵素を抑制します。
ジヒドロテストステロンは男性ホルモンであるテストステロンと5α還元酵素Ⅱ型が結合することによって作り出され、髪の毛の成長を妨げる原因です。フィナステリドが5α還元酵素Ⅱ型を抑制することによって、毛母細胞の働きを妨げるジヒドロテストステロンが発生されなくなります。
フィナステリドの副作用
フィナステリドは、性欲減退・勃起機能不全・肝機能障害等の副作用があげられますが、副作用の危険性は極めて低いと言われています。
ザガーロとは
ザガーロはAGAの原因の一つと考えられる、ジヒドロテストステロンという男性ホルモンの産生を阻害し、ヘアサイクルを正常に近づけ発毛を促進する内服薬です。 ジヒドロテストステロンの産生を阻害することで髪の毛の成長期を正常な状態に近づけます。
ザガーロの効果
ザガーロはジヒドロテストステロンの産生を抑制します。
5α還元酵素Ⅰ型・Ⅱ型両方に作用することから、プロペシアより強力な効果が期待できます。
ザガーロの副作用
ザガーロは、性欲減退・肝機能不全・睾丸のかゆみ等の副作用があげられます。
また、効果が高いことから副作用の出現率が他のAGA内服薬よりも高くなります。
当院が頭皮治療薬処方をおすすめする理由
- 一日一錠の服用で、3ヶ月から6ヶ月で効果が見られます。
- 顔のテカリやベトベトの頭皮・油性フケにも効果がみられます。
ご注意
男性型脱毛症のみ有効です。
20歳未満の方には処方できません。
それぞれは、主成分は同じです。
ザガーロ・プロペシアは先発薬、フィナステリドは後発薬(ジェネリック医薬品)です。
ジェネリックとは、先発医薬品の特許期間が満了した後に厚生労働大臣の承認を得て販売される薬です。
先発医薬品の効果はそのままで、一般的に薬価が安くなっていることが特徴です。
服用方法:1日1回服用、効果が出るまで最低3ヶ月から6ヶ月間はかかります。
効果を維持させていくためには、継続的に服用されることをおすすめします。
頭皮治療薬処方(プロペシア/フィナステリド/ザガーロ)のよくある質問
- Q:薬はどのくらいで効き始めますか?
- A:治療の効果は抜け毛が減ったかどうかが目安となり、効果には6ヵ月以上の服用が必要となります。
- Q:薄毛が改善したら薬の服用をやめてもいいですか?
- A:薬の服用をやめると再び薄毛が進行します。治療の継続についてはご相談ください。
- Q:頭皮につけるタイプの育毛剤・発毛剤と一緒に使えますか?
- A:一緒に使っていただいて問題ありません。
頭皮治療薬処方の治療料金
プロペシア | 3ヶ月未満 13,200円/月 3ヶ月以上 11,880円/月 6ヶ月以上 10,560円/月 |
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フィナステリド | 3ヶ月未満 11,000円/月 3ヶ月以上 9,900円/月 6ヶ月以上 8,800円/月 |
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ザガーロ | 3ヶ月未満 16,500円/月 3ヶ月以上 14,850円/月 6ヶ月以上 13,200円/月 |