わきが・多汗症
わきがや多汗症は、原因を取り除き再発率を低く治療することが可能です。
日本人は世界的に見ると少ない方だとされていますが、
昨今の食文化の欧米化により体臭の強い人が年々増えていると言われています。
当院では、再発率の低い直視下摘除法や、メスを使わず治療ができる注入治療、
自宅で簡単にケアの出来るパースピレックスの処方を行っています。
わきが・多汗症とは?
わきがとは
わきがとは、汗腺が活発に働き、独特の臭いを発生する症状のことをいいます。
汗腺からタンパク質や脂質等が多く含まれる汗が分泌され、
脇等に元からある雑菌と反応・分解されることにより臭いを発生させる症状です。
第2次性徴期(思春期)から発生すると言われますが、それ以外にもストレス等も原因の1つとされています。
また、ホルモンバランスが崩れることで分泌量が増加する事があり、増えれば増えるほど雑菌との反応は活発になり臭いを生み出す機会が多くなります。
多汗症とは
多汗症とは、汗の分泌異常で、日常の生活に支障が出るほどに大量に汗をかくことです。
全身に汗を大量にかく全身性多汗症と、身体の一部で発生する局所性多汗症があります。
先天的に汗の分泌量が多い方もいらっしゃいますが、原因は主に交感神経失調の場合が多く、
体温上昇とは関係なく、手のひら・足の裏・わき等の屈曲部に汗が多く分泌されます。
わきが・多汗症の原因について
わきが・多汗症の主な原因となるのはアポクリン汗腺とエクリン汗腺の2つの汗腺です。
エクリン汗腺
暑いときや運動をしたときに、上昇した体温を下げるための汗を分泌する汗腺です。
常に体温調節の為、手のひらや足のうらを除く全身から持続的に発汗しています。成分の殆どが水分で構成されているため、分泌された直後はサラサラととしており、無色・無臭です。
わきの多汗症の場合、エクリン腺の数が多く働きも活発である傾向があります。
アポクリン汗腺
「臭いのもと」となる汗を分泌する汗腺です。
ワキの下・耳のなか・乳首・陰部等の体毛部分に存在し、体温調節とは関係なく、毛穴部分から常に少しずつ発汗します。
アポクリン腺から出てくる汗は、少し濁った粘り気がある汗で、水分以外にタンパク質・脂質・糖質・アンモニア・鉄分・リポフスチン等の様々な物質を含みます。
分泌後、時間が経つと皮膚の雑菌(皮膚常在菌)の働きで分解され臭いの元に変化し、わきがの症状の原因となります。
わきが・多汗症の治療の違いについて
ここでは当院で実施している治療を、それぞれの切り口から比較しています。
直視下切開剪除法 | 注入治療 | パースピレックス | |
持続期間 | 半永久的 | 一時的 (数ヶ月) | 一時的 (数日) |
傷跡 | 多少残る |
なし | なし |
生活制限 | あり (1週間脇の固定が必要) |
なし | なし |
通院処置 | あり (抜糸等) |
なし |
なし |
ダウンタイム | 長い | 短い | - |
料金 | 308,000円 | ~66,000円 | 4,400円~ |
「わきが・多汗症」の治療料金一覧
税込の金額です。
記載されている料金は治療に含まれる薬代、抜糸代を含んだ料金です。
治療内容 | 備考 | 料金 |
---|---|---|
直視下切開剪除法 | 308,000円 | |
施術料 | ※ボトックス注入 | 20,000円 |
ボトックスビスタ(頭皮・脇・手・足) | 1単位 | 1,100円 |
ニューロノックス(頭皮・脇・手・足) | 1単位 | 330円 |
パースピレックス | 脇用 手足用 |
4,400円 8,800円 |